名西会の活動  挨拶



  名西の絆

名古屋西高等学校長 鈴木 歩


 100周年の節目の年に、ご勇退なされました奥村校長の後任として、第20代校長として着任いたしました。名西会の皆様には、日頃より母校の教育活動に深いご理解を頂くとともに、周年行事も含め温かいご支援を賜り、深く感謝いたします。

 先日、タウン誌が創立100周年の特集を組むため、取材に来校しました。その際、本校の象徴として写真を撮るには何処が良いのかいろいろ考えました。本校はご承知のように、昭和20年の戦火により全焼しました。県内の他の伝統校のように歴史的な建築物等は残念ながら残っておりません。当時からあるのは、黒焦げな状態から蘇生し、本校の復興と歩みを共にした、玄関前の蘇鉄のみであります。本校を象徴するのは、戦後70年の間、生徒の登下校を見守った蘇鉄なのでしょうか。

 赴任以来、いろいろな人から、「卒業生です。」「母親が県二の出身です。」等々声をかけられます。名西会の役員会・幹事会にも紅谷同窓会長のもと、昭和23年に県二卒業の方をはじめ多くの同窓生の方々に参加いただいております。また、周年事業の成功に向け、串田100周年記念事業実行委員長を中心に「夢・応援!~あこがれの美よ、永遠に~」のスローガンを掲げ、ご尽力頂いております。いずれの方々からも強く感じ取られるのは「母校愛」であります。
 有形のものは蘇鉄のみかもしれませんが、本校には愛知県第二高等女学校から繋がる頼もしい同窓生の無形の絆こそが最大の財産であり、象徴だと考えます。

 100周年の節目を契機に、本校がこれまで培ってきた自主自立の伝統を受け継ぎながら、教職員と生徒諸君が力を合わせ、より活力ある学校づくりに邁進して参りたいと思います。
次の100年に向け新たな1歩を踏み出します本校へ、今後ともご理解とご支援をよろしくお願いいたします。

平成27年5月







 ごあいさつ

名西会会長 紅谷尚幹 22回生


 愛知県立名古屋西高等学校ならびに愛知県第二高等女学校の同窓生の皆様に置かれましては、益々ご健勝のこととお喜び申し上げます。日ごろから、在校生支援を含め本同窓会活動に対しましてご支援ご協力を賜りまして誠にありがとうございます。厚くお礼申し上げます。

 本年母校創立100周年を迎えます。記念事業につきましては「創立100周年記念事業実行委員会」を立ち上げて準備しているところです。この機会に母校、後輩への支援を展開するとともに、同窓生相互の交誼を厚くし、親睦を深めてまいりたいと存じます。年代を超えて、多くの同窓生が記念行事に、母校に集うことを願っております。

 さて、名西会ホームページ「お知らせ」では、毎年6月第一日曜日に母校体育館で開催される総会の案内を始め、各回生の同期会などの案内、記録も掲載しております。同期会など計画されましたら本会にご一報いただき名西会HPを通じて仲間に呼びかけるなど、同窓生相互の積極的な活用を願っております。

 また、学校創立100周年を機に「名西会人材バンク」事業を立ち上げました。諸先輩方の貴重な経験や活躍を後輩に伝える機会を今まで以上に充実し、キャリア教育をはじめとする母校教育活動の充実に活用できたらと考えています。こうした同窓会の活動は、後輩たちが主体的に目標や意欲を持って学ぶとともに、社会に貢献できる人材育成に役立つことに繋がると確信しております。ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。

平成27年5月




校歌


愛知県立名古屋西高等学校校歌

山崎 敏夫 作詞
下総 皖一 作曲


一、 あこがれの美よ 永遠よ
      虹かかる 木曽の流れに
   伊吹の峰 青春の 意気を呼ぶ
      剛健ゆかむ
         ああ 名古屋西 われらの学園


二、 まみあげて今ぞ 仰がむ
      北斗星 まばたきわかし
   平和の鐘 大いなる 夢を呼ぶ
      勤勉つねに
         ああ 名古屋西 われらの学園


三、 たくましき黒き かいなよ
     赤き血は 命にもゆる
   白亜の窓 なつかしき 友を呼ぶ
      質実たたむ
         ああ 名古屋西 われらの学園
愛知県立名古屋西高等学校 校旗

愛知県立第二高等女学校校歌

鳥野 幸次 作詞
信時  潔  作曲


一、 上る朝日の輝きに
      希望(のぞみ)も清く新しく
              黄金の鯱を仰ぎつつ
                 集う学びの園の内

二、 見よ老松の深緑(ふかみどり)
      操は変えず千秋に
        また倣(なら)はなむ栴檀(せんだん)の
          薫は高し双葉より

三、 勅旨(おほみこと)をば畏みて
       熱田の神の御幸(みさわい)に
          木曽の川水それの如
             耐えぬ努力(つとめ)を 積み行かむ

四、 愛知の県(あがた)二州(ふたくに)の
       古(いにしえ)今をかへりみて
          匂う国史の花の香に
            咲き競はなむ 諸共に
愛知県立第二高等女学校 校旗